子ども医療の適正受診をお願いします
誰もが安心して医療を受けることができる制度を維持するために、子ども医療の適正受診をお願いします
子どもは、病院にかかる機会が多いため、大竹市では18歳以下の子ども(18歳に達する以後の最初の3月31日まで)が、病院にかかったときに保険診療の自己負担額を助成するこども医療費助成制度を実施しています。
医療費の助成は公費で賄っているため、過度な受診や、念のためと薬を多くもらうなどの行為は、医療費の増加につながります。医療費の増加が続けば制度の維持にも支障がでてきます。限られた財源を有効に活用して、制度を維持できるよう適正な受診をお願いします。
子ども医療の上手なかかり方
かかりつけ医を持ちましょう
かかりつけ医は、こどもの体質や病歴などを把握してくれており、安心して健康に関する相談などができます。日頃の状態を知っているため、ちょっとした体調の変化にも気づきやすく、病気の予防や早期発見、早期治療が可能となります。
まずは、信頼できるかかりつけ医をもちましょう。
かかりつけ医を見つけるポイント
- 小児科の医師を候補にする。
- こどもの通う学校で健康診断や予防接種を行う学校医を候補にする。
- 保護者などが受診経験のある医療機関を候補にする。
- 自宅に近いなど通院しやすい医療機関を候補にする。
- コミュニケーションが取りやすいと感じる医療機関を候補にする。
- 治療方針をわかりやすく説明してくれ、疑問があれば丁寧に答えてくれる医療機関を候補にする。
時間外受診は控えましょう
休日や夜間などの時間外受診は割増料金などがかかるため、緊急でない場合はできるだけ避けましょう。また、本当に緊急の患者の治療などに支障をきたすおそれもあります。
しかし、子どもの体調は急変しやすいので時間外であっても受診しなければならないこともあります。判断が難しい場合は「♯8000」(こども医療電話相談)や「♯7119」(救急相談センター)に相談してみましょう。また、公益社団法人日本小児科学会の「こども救急」のホームページでは、子ども(生後1か月~6歳対象)の症状をチェックすることで、医療機関を受診すべきか、様子を見ても大丈夫かなどの判断をサポートしていますので参考にしてください。
- 受診を迷ったときの相談電話
〇こども医療電話相談「♯8000」
平日19時から翌朝8時まで
土曜日・日曜日・祝日・年末年始17時から翌朝8時まで
(一般ダイヤル回線は「082-555-8870」)
〇救急相談センター「♯7119」
24時間、365日対応
(つながらない場合は「082-246-2000」)
- 受診を迷ったときの参考になるホームページ
公益社団法人日本小児科学会の「こども救急」のホームページはこちら
重複受診はやめましょう
重複受診とは、同じ病気で複数回の医療機関を受診することです。医療費の増加につながるだけでなく、薬の重複などによる体への負担や副作用などの悪影響につながるおそれもあります。現在の治療に不安がある場合は、そのことを医師に伝えて話し合ってみましょう。
安全に効果的に服用するために薬と上手につきあいましょう
薬は病気の治療や症状の軽減に役立ちますが、間違った服用をすると逆効果になるおそれもあります。薬をより効果的に服用するためにも適正な服用を心がけましょう。
子どもの場合、月例や年齢、体重によって薬の量や強さなどを考えて薬が処方されます。回数や量を間違えると効き目が悪くなったり副作用などの影響がでたりするので、小さい子どもほど用量用法を守ることが大切です。処方された薬は医師の指示どおりに飲ませましょう。
また、お薬手帳を活用することで、薬の重複や飲み合わせのリスクを事前に確認できるほか、過去の病歴や副作用歴などの有無を記入しておけば医師などへの伝え忘れがなくなります。そのほか災害や急病のときも本人に確かめなくても必要な薬がわかるようになりますので、お薬手帳を活用しましょう。
ジェネリック医薬品を活用しましょう
ジェネリック医薬品は、新薬と同じ有効成分を使っており、品質、効き目、安全性が同等な薬です。新薬より低価格で医療費の軽減につながりますのでできるたけジェネリック医薬品を活用しましょう。
みんなの適正医療で制度を守ろう
医療費の無駄を省くといっても子どもの具合が悪いのに受診せずに我慢するということではありません。医療の受け方を見直すだけでなく、薬のもらい方を工夫するなど、一人一人の少しずつの心がけが制度の維持につながります。
更新日:2025年08月08日