大竹市行財政システム改善の取り組み
これまで大竹市では、その時代の行財政改革の指針となる「大竹市行財政システム改善大綱」とその「実施計画」を昭和61(1986)年、平成8(1996)年、平成12(2000)年、平成16(2004)年に策定し、事務事業や事業実施体制の見直しに取り組んできました。 平成16年から平成22年までの6年間の取り組みでは、事務事業の見直しや職員数の削減などにより、6年間で約45億円の財政効果を生みだすなど、大きな成果を上げることができました。
しかし、節約と効率化だけで行財政改革を進めることに限界が見えてきたことから、平成23(2011)年3月に策定された「第五次大竹市総合計画(わがまちプラン)」の基本目標の1つ「行政・社会の仕組みづくり」のうち「健全な行財政運営の推進」を実現する1つの手段として、行財政改革に取り組むこととしました。
平成16(2004年)から平成22(2010)年まで取り組んだ「大竹市行財政システム改善大綱」とその実施計画の成果の検証に基づき、これからの社会情勢に対応できる行政の仕組みづくりを目指し、平成23(2011)年4月に「大竹市行財政改革の基本方針」を策定し、その後2度の改訂(平成25(2013)年6月、平成28(2016)年11月)を経ながら、時代に対応した効率的な事務執行や効果的な事業実施に努めてきました。
令和3(2021)年3月には、「わがまちプラン」の計画期間終了を受けて、何十年先でも実現していたいまちの将来像を「未来にあふれる幸せ」として掲げ、新たなまちづくりの理念を定めた
を策定し、その中の「自治・行政運営」分野における方向性「健全な柔軟な行財政運営」の実現に向けた取組として、行財政システム改善に向けた新たな方針である「大竹市行財政システム改善方針」と、この方針に基づく具体的な取組内容を定めた「大竹市行財政システム改善実施計画」を策定し、現在に至っています。
行財政システム改善方針・実施計画(令和3(2021)年度~)
行財政システム改善基本方針
大竹市まちづくり基本構想の「自治・行政運営」分野における取組宣言「健全で柔軟な行財政運営」に基づき、第1期大竹市まちづくり基本計画に掲げる施策「将来を見据えた計画的で効率的な行財政運営」の具体的な取組として、行財政改革を推進するための方針です。
これまでの行財政改革の取組について、社会状況の変化に対応させながら継続する一方、「(1)現在の仕事や組織を前提とした改善ではなく、現状を根本的に見直す」、「(2)一人ひとりの職員に蓄積された知識や技術を生かす」、「(3)行政が担うべき事業の必要性、優先度等を総合的に判断し、優先度の高い事業に人材・財源を集中させる」、「(4)情報通信技術を活用し、行政サービスの向上や事務の効率化を図る」、「効率的な事務の推進」、「効果的な施策の推進」、「持続可能な財政基盤の構築」を進めます。
行財政システム改善実施計画(令和3(2021)年度~令和6(2024)年度)
行財政システム改善方針で定める「効率的な事務の推進」、「効果的な施策の推進」、「持続可能な財政基盤の構築」の各取組項目の4年間の具体的な内容を定めた計画です。
この計画の終期(令和6年度)までの取組を、行財政改革の目的や取組方針に沿って、取組項目ごとに示しています。また、取組項目ごとに、毎年度進捗状況を確認し、評価を行うとともに、必要に応じて取組内容や取組予定などを見直します。
令和3年度
更新日:2024年03月12日