救急車の適正利用
救急車は限りある医療資源です
全国的に救急出動件数は増加傾向にあります。そのために、本当に救急車が必要な人に救急車がすぐに出場できないことがあります。 大竹市内で主に活動している救急車は2台です。ときどき同時に何件も重複して救急の119番通報が入ることもあります。そんなときは予備の救急車を運用したり、近隣消防本部に応援を頼んだりします。そのため、いつもより出動に時間がかかってしまうことになります。 このように救急車の出場要請が増えることにより、119番を受けてから救急車が現場に到着する時間が遅れ、救える命が救えなくなる場合があります。
救える命を救うために
近年、軽い症状でも救急車を利用する人が増え社会問題になっています。 このような状況が続きますと、事故による大ケガの人や心筋梗塞や脳卒中などで緊急に病院などへ搬送する必要がある人への救急車の到着を遅らせることになります。 119番通報する前に、救急車が本当に必要か、自家用車やタクシー など一般の交通機関を利用できないか、もう一度考えてください。
ただし、命にかかわる病気やケガで緊急に病院へ行かなければならない場合は、迷わず119番通報してください。
救急車を本当に必要とする人のために、みなさんのご理解とご協力をお願いします。
次のような症状がある場合は迷わずに救急車を呼びましょう
- 言葉が出にくい。突然片方の手足に力が入りにくくなった。
- 胸が締め付けられるように痛い。
- 頭が割れるような痛み。今までに経験したことのないような痛み。
- 息苦しい。呼吸がしにくい。
- 意識がない。けいれんを起こしている。
救急車の誤った利用例
- 今日は入院日だから
- 自家用車が無いから
- 早く診察してもらえるから
- タクシーだとお金がかかるから
- 自分で病院を探すのが面倒だから
救急車(119番通報)を呼ぶか迷った場合には「#7119」救急相談センターへ
急な病気やけがで救急車を呼ぶか病院へ行くか迷ったら「救急相談センター広島広域都市圏」へお電話ください。 看護師が病気やけがの症状を把握し、緊急性や応急手当ての方法、適切な医療機関などについて電話でアドバイスします。
- つながらない場合や山口県エリアから携帯電話でかける場合は(082)246-2000へ
- 24時間365日対応。相談無料(通話料がかかります)
「救急車の使い方」について考えていただくため、消防庁が作成した短編アニメーションや救急車利用マニュアル をご覧ください。
更新日:2023年01月06日