大竹市と都江堰市は、平成5年10月に都江堰市長から招へい状が届いて以来、さまざまな友好交流を積み重ね、平成13年4月10日、友好都市締結に関する調印式を開催しました。
ここで、少し都江堰市の紹介をしてみましょう。
中国四川省(かつて三国時代には蜀の国として栄え、今日では、広島県と友好提携しています。)の省都である成都から、50キロメートル程離れた成都平原の北西に位置しており、平均海抜は約720メートルです。
都江堰市の名前の由来は、約2250年前に建設された水利施設である「都江堰」から来たものです。これは、日本でも有名な「万里の長城」と並び中国古代の一大土木工事として中国では広く知られています。
現在の市政府は、四世紀に創設された灌口鎮(町)にあり、長期に及ぶ治水事業によって、「天賦の国」となったといわれるほど活気に満ちた都市として栄えています。
また、道教が発祥した地であると同時に、1000年以上の歴史を持つ有名な仏教聖地でもあり、中国屈指の観光資源に恵まれ観光客(年間約420万人)が絶えません。
都江堰 | 秦朝の官吏であった李親子により建設された現役の水利施設。近くに李親子を祀った「二王廟」がある。 |
青城山 (せいじょうざん) |
中国道教文化の発祥の地。「十大名山人文景観」として国家レベルの風景名勝区に指定されている。 |
その他 |
風光明媚な「青城後山自然風景区」 霊岩山の「霊岩寺」・青城山近くににある「普照寺」等の仏教遺産がある「青城外山仏教文化風景区」 |
九寨溝 (きゅうさいこう) |
世界自然遺産。女神が天上の世界から落した鏡が108つに砕けてできたと伝えられるエメラルド色の湖と未踏の原生林が広がる。 |
黄龍 (こうりゅう) |
世界自然遺産。石灰質河床のため1000を超す池が散在し、黄色い龍がうねるように見える奇景。 |
臥龍 (がりゅう) |
100頭を超える野生のジャイアントパンダが生息し、亜熱帯から寒帯植物まで約4000種類の樹木と約400種類の野生動物の宝庫となっている。 |
近年は、改革開放運動に力を入れ、近代化・合理化を推進しています。豊かな鉱山資源と水を背景にして、通信や交通などのインフラ整備も進み、積極的な外資投入などの努力によって、新興工業都市として急速に発展しています。
蘭・梅・イチョウの「三木」と呼ばれる薬草の生産地として有名。総人口の約7割が農業従事者というほど農業が盛んな街で、主に水稲・小麦・とうもろこしを栽培しています。また、四川省特産の「プア—ル茶」と「蜀錦」と呼ばれる絹の産地としても有名です。
機械製造・石炭採掘・建築資材・水力発電・製紙・飲料・製糸・絨毯・紡績・製茶など
「均質石灰石」埋蔵量は四川省西部で最大。その他石炭をはじめとして豊富な鉱山資源があります。
更新日:2016年6月7日