大竹市公立保育所等の再編における大竹地区施設整備計画(案)説明会を開催しました

大竹市では、平成30年12月に策定した「大竹市公立保育所等再編基本方針」に基づき、現在、小方・玖波地区の立戸保育所となかはま保育所の移転新築整備を進めております。  

このたび、大竹地区の大竹保育所と本町保育所の再編方法などをまとめた「大竹地区施設整備計画(案)」について保護者および一般の方が参加した説明会を次のとおり開催しました。

説明会日程(全日程終了)

説明会開催結果
とき

第1回 6月24日(水曜日)18時~     参加者:12名

第2回 6月24日(水曜日)19時30分~    参加者: 8名

第3回 6月29日(月曜日)18時~               参加者: 5名

第4回 6月29日(月曜日)19時30分~    参加者: 2名

ところ  大竹会館2階中集会室

説明会で配付した資料

説明会での主な質疑応答

大竹地区施設整備計画(案)について
No  質疑内容  市の考え方
1 大竹保育所と本町保育所を統合して定員が120名以内という計画になっているが,120名という数字はどこから出たのですか。 大竹保育所は,現在定員90名ですが,昭和60年に開所した時の定員が120名となっていますので,最大120名を保育することが可能です。
2 市が運営されているほうが安心感があります。その中で,民間保育士並に待遇等を引き上げて,なんとか市で運営をしていこうという形ではなく,民間保育所を募集するという方針としたのはどういった理由があるのでしょうか。 保育士を公募しても全国的な保育士不足のため,応募が少ない状況が続いており,現在の大竹保育所と本町保育所の規模のまま民間施設と同等の保育サービスを提供することが難しい状況にあります。民間公立での保育サービスの区別はないと考えており,本町保育所の統合により受入数が減るのでその分を民間施設にお願いするという考えです。
3 令和2年4月1日現在入所児童が,大竹保育所97名,本町保育所63名ですが,統合後120名以内というのは,人口が減少していくのを見据えての定員を想定しているのですか。 現在の大竹保育所と本町保育所をこのままの規模を続けていきながら,民間施設と同等の保育サービスを提供しようとすることは難しいという判断で,大竹保育所と本町保育所を足して170名とするのではなく,コンパクト化することで,受入体制の拡充,開所時間の延長や多様な保育ニーズへ対応できるようにしたいと考えています。結果的に統合により受入数が減少する分を民間施設にお願いするということです。今後公募する民間施設の定員が何名になるかによって,大竹保育所の定員を設定する予定としています。
大竹保育所と本町保育所の再編方法について
No  質疑内容  市の考え方
1 平成30年12月の基本方針では,民営化を含むというような説明であったが,これは将来的に民営化があるのですか。 将来的にも公立として大竹保育所を残すということで考えています。
2 大竹地区の私立の民間施設というのは今の本町保育所が民間施設となるのですか。 本町保育所を民営化するということではなく,民間事業者が自ら土地を探して別のところに建ててもらう計画です。
3 大竹地区の再編パターン1から3まで書かれているが,結局,パターン1プラス私立保育所をつくるということになったのでしょうか。 その通りです。パターン1と併せてパターン2の本町保育所を民営化するという案が民間保育所を公募するということになります。
4 ぜひ公立保育所は残してほしいと思います。それと民間事業者は場所を自分たちで探すということですが,本町保育所が民営化になるのか,本町保育所は何かになるのですか,本町保育所ではなく他の候補地というのがあるのですか。 大竹保育所を公立の施設として残します。それと本町保育所を民営化するということは考えていません。民間事業者は自前で大竹地区の中で土地を探していただくということです。その跡地利用についても今のところは決まっていません。
民間施設の公募等について
No  質疑内容  市の考え方
1 民間施設を公募するとありますが,公募基準はどういうものになるのですか。 認可基準を満たしていることは当然として,市が求める開所時間や保育サービスを実施できるか,これまで保育所を運営している実績があるか,などの公募基準を設ける予定です。
2 公募があったという情報は,一般の方に開示されますか,それとも決定されてから開示されるのですか。 決定した後に,市ホームページなどで公表する予定です。
3 民間保育施設を公募しても応募がありますか。見込みがあるということでこのような計画になっているのですか。 複数の法人が大竹市に保育所を設置したいという話しはあります。公立保育所の再編をしている段階の中で,その話しも踏まえた整備計画を策定しました。
4 公募の条件が合わなければ,一件も応募がない可能性があるということですか。0になってしまうと,統合した時の定員が明らかに少なくなります。 条件等が合わなければ応募がない可能性はありますが,公募する民間施設の定員は,幅をもって概ね50名から100名として募集するというように事業者が応募しやすいようにすることを考えています。
5 公募があったら,保護者のほうにも選考に関与できるのですか。それとも市の方だけで選定されるのですか。 審査をどうするか未定ですが,市には子ども・子育て会議(市の子育てに関する答申等を行う附属機関)があり,その会議には保育所の保護者の方にも委員になっていただいています。
6 公募する土地は線路を挟んで,海側,山側とかで指定するのですか。 海側山側ということは指定せず,大竹地区で探していただくよう考えています。
7 公募で民間が決まらなかった場合でも計画の通り進めていくのですか。 本町保育所を統合する計画は維持していきたいと考えています。しかし民間が進出してくれる見込みが完全に無くなれば,改めて大竹保育所の定員や規模を検討していく必要があると思います。今の状況では複数の法人から話しがあり,応募していただけると思いますし,応募しやすいように定員を概ね50名から100名の間で設定するよう考えています。
8 今の社会状況を踏まえて,公募の話が消えそうになることは考えられないですか。もし公募で決まった後に,保育士が集められないとかということも考えられるので,そういう場合でも対応できるような形でおこなっていただけたらと思います。 事前に話しのあった法人は,大竹市への公募に応えていただけると思っています。
保育士不足の解消と配置状況等について
No  質疑内容  市の考え方
1 正規職員率の課題について,これからどのように改善していくのですか。 職員採用の募集を行っているが,全国的な保育士不足のため,なかなか採用までには至らない状況が続いています。そのため,本町保育所を大竹保育所に統合することで,大竹保育所の保育士を増やし,できるだけ正規職員率を上げていきたいと考えています。
2 正規職員でない保育士の方にも大変良くしてもらっているので,その先生方を正規職員として働いてもらうことはできないのですか。 正規職員となるためには,その保育士が良いから正規職員にしますと任意で採用することができないことになっており,職員採用については試験を受けてもらうことになっています。
3 新たに大竹と本町が統合された保育所ができた場合は,先生の数に余裕はないのですか。 120人定員まで想定していますが,本町保育所の保育士と大竹保育所の保育士を合わせることで余裕ができると思います。
4 もし本町保育所の子どもが大竹保育所に行くということになった時には,知っている先生がいらっしゃる可能性はありますか。 なるべくお子さんの保育環境を変えないよう,本町保育所の保育士は大竹保育所に配置したいと考えています。
5 正規職員数は毎年変わっていないが,正職を増やしてくという考えはないのですか。 毎年新規や中途入所採用で募集していますが,難しい状況が続いています。
開所時間の延長について
No  質疑内容  市の考え方
1 ひまわりさかえこども園と比べて開所時間が短いということですが,統合により,ひまわりさかえこども園と同じように開所時間を延長するのですか。 現在の各公立保育所では保育士数がギリギリの状況であり,開所時間の延長や保育サービスを充実させることが難しいため,統合することで,保育士を大竹保育所に増員できることにより,開所時間の延長や保育サービスの充実を図る予定としています。
2 経費がない,人がいないということは理解できますが,統合を待たずとも土曜日の保育時間を延長することはそこまで難しいものなのですか。 民間施設のように土曜日の保育時間延長はしたいと考えていますが,中途入所もなかなか受け入れられず,ギリギリの保育士数でなかなか休みもとれない状況も続いている中で,土曜日の時間延長は難しいと判断をしています。保護者の方には大変ご迷惑をおかけしますが,この統合により土曜日の時間延長をしていきたいと考えています。
保育所の整備について
No  質疑内容  市の考え方
1 大竹保育所を今回増築や改装をしても何年後かには,老朽化ということは免れないと思うので,市の財源がない中でも新築として建替えるほうがよいのではないですか。 立戸保育所となかはま保育所は,いずれも土砂災害警戒区域に立地しているため,統合して建替えるということになりましたが,大竹保育所は,新耐震基準であること,また計画的に改修をしていけば当分の間使用できる施設であるので,まず現状の課題を解決したいと考えており,新しく建替えるということは現時点では考えていません。
2 大竹保育所は,全部改築するのですか。 整備の具体的な内容はこれから検討していくことになりますが,現在2階にある乳児室を1階に増築するなど現施設が抱える課題の解消のために必要な整備を行います。
3 大竹保育所の駐車場台数は,明らかに少ない。大竹保育所も路上駐車が多いうえ,定員が増えるとそれだけ台数も必要になると思いますが,駐車場はどういった感じになるのですか。 適当な土地がないので検討しなければなりませんが,例えば,隣接する大竹中学校に広い砂利の駐車場があります。そこは教育委員会の土地なので今後協議了解が必要になりますが,そこを利用させてもらう案もあります。
4 統合により大竹保育所を設備改修となった場合には,子どもに対する安全面や防犯面をよくしていただきたいと思います。 現在の大竹保育所でも防犯カメラを付けていますが,統合後の大竹保育所においても防犯対策の徹底を図ります。
5 現在本町保育所に預けているが,統合や予算がないからだと思うが,遊戯室にエアコンが設置されていないので,今いる児童のことも考えていただき,本町保育所は避難場所になっているし,エアコンを早急に設置していただきたい。 遊戯室のエアコン設置については,部屋が広いので,どういった形のエアコンの設置の仕方が良いのかなど検討しています。遊戯室へのエアコン設置は今年度予定しておりませんが,令和5年度まで本町保育所は存続しますので,なるべく早めに遊戯室への対応を検討したいと思います。
本町保育所の入所や転所等について
No  質疑内容  市の考え方
1 現在,本町保育所に入所している児童は,全員大竹保育所に転所することになるのですか。 現在の0歳児,1歳児が,年中年長の時に令和6年度を迎えるということになりますが,本町保育所で保育を希望する方に対しては,その間極端に児童数が減少することがなければ,基本的に令和5年度まで受け入れる予定です。令和5年度終了をもって他の保育所に転所されるか,それ以前に転所されるかを選んでいただくようになります。
2 今子どもが本町保育所に通っていますが,令和5年度か6年度に次の保育所の希望をとってどこに行きたいかということをするのですか。本町保育所の人が希望したら,倍率が高くなるが,優先的に入れてもらえるのですか。 この間にかけて民間の保育所や大竹保育所の整備を始めるので,令和3年度から5年度に転所ということも考えられます。その保育所に空きがなければ,選考により入所になるのですが,大竹市の現状では,3歳以上児は十分な空きがあり,現在も入れないという状況はないので,この状況が続けば,転所できないということはないと思います。
3 本町保育所の定員を徐々に減らしていくのですか。 原則令和5年度までは本町保育所での保育は継続する予定となっています。その途中で極端に本町保育所の児童の数が少なくなれば,定員を減らしていく可能性はあります。
4 今後できれば本町保育所に入れたいと思っているが,保育所の環境が変わるときに本町保育所の児童は他の保育所にいけるという確証がないままですか。 令和5年度までそのまま通っていいただく予定ですが,令和6年度からは他の保育所に代わっていただくことになります。その保育所に空きがなければ,選考により入所になるのですが,大竹市の現状では,3歳以上児は十分な空きがあり,現在も入れないという状況はないので,この状況が続けば,転所できないということはないと思います。
小規模保育施設について
No  質疑内容  市の考え方
1 小規模保育施設は,どこにどのようにできるのですか。 運営主体は,学校法人大竹学園で大竹中央幼稚園の隣に建設を予定されています。
2 小規模保育施設の18名という数字にしたのはなぜですか。 小規模保育事業所は法律で19名以内,0歳から2歳までの児童が利用できる施設と規定されています。

お問い合わせ先

福祉課児童係
電話番号:(0827)59-2148

ファクス:(0827)57-7185

fukushi@city.otake.hiroshima.jp

更新日:2020年07月13日